Asinus's blog

西牟田祐樹のブログです。

Boethius "De topicis differentiis"第1巻冒頭部分翻訳

はじめに

 テキストはPatrogia Latina 64を使用した。以下のサイトで読むことができる。 https://archive.org/details/patrologiaecurs12unkngoog/page/n645/mode/2up

翻訳

[1173B] 昔のペリパトス派の人々がlogicēと呼んだ言論についての学全体は二つの部分に分割される。一つは発見についての部分であり、もう一つは判断についての部分である。判断を正当化し組織化する部分をペリパトス派はanalytikēと呼んでおり、我々はresolutoria(分析)と名付けることができる。発見する能力を与える部分をギリシア人はtopikēと呼び、我々はlocalisと呼んでいる。判断の教師であるところの部分1については別の場所で論じることにしよう。


  1. analytikēのこと。