The following dialogues are acknowledged to be spurious: the Midon or Horse-breeder, the Eryxias or Erasistratus, the Alcyon, the Acephali or Sisyphus, the Axiochus, the Phaeacians, the Demodocus, the Chelidon, the Seventh Day, the Epimenides. Of these the Alcyon is thought to be the work of a certain Leon, according to Favorinus in the fifth book of his Memorabilia.
上の引用にあるようにパボリノスは『覚え書き』でレオンの著作だとしている。
この著作で描かれている人間から動物への変身の伝説というモチーフはプラトンの『パイドロス』(259)2や『国家』(620)3を彷彿とさせる。
この著作はリュシアスに帰されることもあったが、リュシアスとしても偽作である。
リュシアスの著作であることを否定する根拠は、文体と内容の他には、リュシアスの生年とパボリヌスの『覚え書き』執筆年との整合性に無理がある点である。
この著作はステパヌス版にも含まれていないので、ステパヌス版の番号がついていない。
岩波版プラトン全集にもこの作品は収録されていない。
参考文献
The Loeb Classical Library Lucian VIII, Harvard University Press, 1967.
Plato Complete Works, Hackett Publishing Company, 1997.
